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2009/07/03

心の目、心の耳

Jhoこの本は会話の出来ないジヘイショウの子が筆談で質問に答え、ジヘイショウである彼の本当の思いを語ってくれている。しょうがいを持つ子供の気持ちがわかりやすく書いてあるとてもいい本だった。ジヘイショウの子供たちは会話のキャッチボールや自分の気持ちを相手に伝えることが苦手で、日々心の中で一人葛藤しているとあった。例えば、これがしたいのに、これがしたくない、と逆の意味だと勘違いして伝わってしまうことがよくあるそうだ。また、しょうがいがあるため、それでしてしまう行動で誰かに迷惑をかけてしまうことを辛くて悲しく思っていて、時には奇声をあげてしまい本人は恥ずかしく感じることもあると書いてあった。あと、ジヘイショウの子供達は幼く見えるので、中学生になっていても幼児に声をかけるような言葉使いをついしてしまうことがあるのだが、それはやめて欲しいとあった。そう、私たちの感じる心と当然同じなのである。ショウガイがあるからわからないだろうなんてことは決してないのだ。こちらの言っていることや態度や気持ちを、彼らはちゃんと理解しているのだ。それと、一人が好きだと思われがちだがそうではないとも書いてあった。


先日話題になったクライバーン国際ピアノコンクールで優勝したピアニスト辻井伸行さんが会見で、もし目が見えるとしたら?という質問に対して、
「両親の顔とか、友人の顔とか見てみたいです。あと星とかも見てみたいと思います。でも、今心の目でそれらのものを見れているので十分満足です。」
というような答えをしていたのだけど、この「心の目」という言葉が私はとても印象的だった。

ジヘイショウの子供たちを、もし心の目で見ることが出来たなら、もし心の耳で彼らの気持ちを聞けることが出来たなら…そう本を読んでいて思った。
外見などでは人を判断しきれないものだ。それなのに、私は余計な情報で人を判断してしまうことがある。職場の人だってそうだ。外見や言葉使いだけで、この人こういう人かなって勝手に思ってしまいがちなところがある。本当のその人は外見や言葉使いだけではわからないものだ。自分だってそう、外見だけで判断されたくないと思う。
だから、心の目と心の耳で何かを少しでも多くキャッチ出来るように努力してみようと思った。彼らが何を言いたいのか何をしたいのか、少しでもわかってあげたい。そんな意気込みで先日ぼらんてぃあに行って来たけれど…やはり難しい。私が理解してあげられなくて子供たちにストレスを与えてしまっているかもしれない…。
心の目と心の耳を研ぎ澄ませたい。それは、日常的にどんな人と会う時にもそうできたらいいな。
(人付き合いが苦手な私だけど…時には↑こんなことも思ったりします。)

この本の最後の質問、ジヘイショウについてどう思いますか?と聞かれこの彼は
「ジヘイショウとはきっと、文明の支配を受けずに、自然のまま生まれてきた人たちなのだと思うのです。」と書いてあった。

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